2016年7月にリリースされたWirecast7 の配信ガイダンス(基本編)です。
まずは、Wirecastを立ち上げましょう。
6まではなかった「ようこそ画面」が出るようになりました。 左下の[今後表示しない]にチェックを入れると、次回よりこの画面は表示されなくなります。 また、終了時に配信設定を保存しておくと保存したファイルが右側の赤枠で囲んだ部分に表示され、ここから設定ファイルを開くことも可能です。
今回は初めての起動なので、何もせずに右下の[続行]ボタンをクリックします。
6から複数の新機能が追加されましたが、ユーザーインターフェイスは、ほぼ同様です。 (アイコンは変わりました)
ウィンドウ下部にあるレイヤー領域の[+]ボタンをクリックするとメニューが表示されます。
キャプチャデバイスを展開すると、エンコードPCに搭載されているキャプチャーカードが表示されますので、カメラを接続しているカードを選択します。 (ここでは、IntensityProを選択します)
通常は、カメラの接続されているキャプチャーカードを選択すれば、自動で映像が認識されます。
もし、映像が出てこない場合は 赤丸の矢印ボタンをクリックし、フォーマットや解像度などの確認、変更を行います。
※ここでは、Intensityのブレイクアウトケーブルよりコンポジットで映像を送っているため、ビデオ形式を 23.98NTSCに変更し、映像が正常に表示されるようになりました。
※別のカードから HDの映像をSDIで入力した場合には、自動的に映像が表示されました。このように接続するだけで自動で信号を認識し、表示できる場合もあります。
ショットに追加したカメラをクリックすると黄色の枠で囲まれた映像がプレビュー画面に表示されます。
放送にのせるときは、赤丸のボタンをクリックします。左側のライブ画面に映像が表示されます。
次に、配信設定を行います。
上のメニューより 配信 > 配信設定 をクリックします。
配信設定の画面が開きます。配信先で RTMPサーバー、USTREAM、 など任意の項目を選択し、OKボタンをクリックします。
画質の設定や、配信サービスとの接続をこの画面で行っていきます。
”エンコード”の項目で、↓矢印をクリックすると複数の設定が表示されますので、任意の画質を選択します。JUNSのUST-DONやMobileStudioなどのエンコードPCであれば、「1080p 16:9(1920*1080) 4050kbps」や「intel Quicksync Video 1080p30 @5500kbps」の選択をお勧めします。
右側の歯車ボタンをクリックし、より詳細に設定を行うことも可能です。
また、右下の[追加]ボタンをクリックし、ローカルHDDへの録画や複数の配信先へ同時に配信を行う設定をすることが出来ます。 (多チャンネルへの同時配信(録画)については、エンコードPCの性能に依存しますのでご注意ください)
[OK]ボタンをクリックすると、設定が保存されます。
メインの画面で、赤丸で囲んだボタンをクリックすると、先ほど設定した配信先へのエンコードが開始されます。
配信ボタンの右側にある二重丸ボタンは、録画ボタンです。ローカルHDDへの録画を行われる場合には、こちらのボタンもクリックします。
配信や録画を止めるときは、再度同じボタンをクリックします。
また、配信を終える際に全ての設定を保存しておきたいときは ファイル> 名前をつけて保存 をクリックします。
保存ファイルを作成しておけば、次回の起動時に ようこそ画面から設定を読み出すことができ、便利です。