YouTubeLiveに配信する時のWirecastの設定方法といろいろ

YouTubeライブでの配信を行うためには、まず「ライブイベント」を作成します。
ライブイベントごとにURLが生成され、視聴ページとなります。
配信前は配信予定日までのカウントダウンと概要が表示され、配信後は通常のYouTubeの動画と同じようにアーカイブとして見れるようになっています。
※アーカイブを公開しない設定もできます。

YouTubeのページにアクセスし、ログインします。

マイチャンネルのトップページにある【ライブ イベントを作成】というリンクか、【動画の管理】>【ライブイベント】の項目にある【新しいライブイベント】をクリックします。

必要事項を入力します。
配信予定日時は30分ごとにしか入れることができませんが、配信自体はここで入力した時間に関わらず、ライブイベントの作成以降いつでも開始することができます。
終了時間も、時間になれば打ち切られるというわけではなく、延長の手続きも不要でそのまま配信を続けることもできます。

種類の項目は、【カスタム】にチェックを入れます。

YouTubeLive設定画面の図1

詳細設定タブではコメントの許可や、自動で録画(最大4時間)を行うかなどを設定することができます。
録画をし、イベント終了後に自動的に非公開にする といった設定もできます。
また、DVRを有効にする、にチェックを入れておくと、途中から見た人が、配信の開始時まで巻き戻しで見ることができます。

必要事項を入力したら【予定を作成】ボタンをクリックしてください。

ライブイベント詳細設定画面の図

サムネイルはライブイベントのバナー表示などに使用されます。推奨サイズ1280×720で作成したJPG、GIF、BMPファイルをご使用ください。

【エンコーダの最大維持ビットレートを選択】の項目は【取り込みの基本設定】にチェックが入った状態でプルダウンメニュークリックし、 最大解像度を選択します。
ここで選択した解像度を最大設定として、それ以下の解像度を視聴者が選択することができます。
3000Kbps~6000Kbps(1080p)を選択した場合、視聴者は1080p/720p/480p/360p/240p/144pから視聴解像度を選べます。

サムネイルと解像度の設定画面の図

【エンコーダを選択】の項目は【その他のエンコーダ】にし、右上の【変更を保存】をクリックしてください。
WirecastStudioではストリーム名やプライマリ サーバーの URLは特に控える必要がありません。
ソフトの認証に沿って進めることで自動で必要事項が入力されます。

エンコーダの選択画面図

これでイベントが作成され、ライブ配信を開始することができます。
マイチャンネルのトップページにアクセスすると、【イベント予定】が表示になっている場合、設定したサムネイルやタイトルが表示されていると思います。

イベント予定

表示されていない場合は、ログイン状態でチャンネルページのコンテンツ枠の右上にカーソルを載せると、上下の矢印と鉛筆のマークがでます。
鉛筆マークをクリックすると、チャンネルトップページに表示するコンテンツを追加することができます。
上下矢印をクリックで、表示させる場所を選択できます。
ここで【イベント予定】を追加してください。

YouTubeチャンネルのコンテンツの追加方法図

他にもさまざまな項目があるので、表示させたいものを追加していってみてください。
【イベント予定】のバナーはライブ配信が始まると、表示されなくなってしまいますので【ライブ配信中】の項目は是非付け加えておくことをお勧めします。

YouTubeチャンネルページコンテンツ追加の説明図

配信を始める時にはWirecastを起動し、webブラウザで【ライブコントロールパネル】を立ち上げます。

【ライブコントロールパネル】は【ダッシュボード】の【動画の管理】をクリックすると、その下にライブイベントという項目が表示され、作成したライブイベントの下にそれぞれのライブイベントの【ライブコントロールパネル】へのボタンがあります。こちらをクリックしてアクセスしてください。

ダッシュボードからライブイベントのライブコントロールパネルへアクセスします

【ライブコントロールパネル】では番組の開始、終了の制御を行います。
ライブコントロールパネルは一旦おいておいて、配信ソフトの設定を行います。

ライブコントロールルーム

Wirecastを起動し、【配信】>【配信設定】を開きます。

配信先にYouTubeを選択します。

Wirecast配信設定画面

ユーザー名の隣に【認証】ボタンが出現するので、クリックすると、「ブラウザーを使用してYouTubeにサインインしてください」とウインドウが出て、webブラウザが開きます。

Wirecast配信設定画面の図

ログイン画面か、アカウント選択画面が出て、ライブイベントを作成したアカウントを選択してログインします。

アプリの認証を求められるので【承認する】をクリックします。このコードをコピーし、「アプリケーションに切り替えて貼り付けてください」とメッセージが出ますが、Wirecastの場合は無視してOKです。Wirecast画面に戻ります。
と、ユーザー名とイベント、場所の所にURLが入っていると思います。複数イベントがたっている場合は、プルダウンで選択してください。

event14

これで配信設定完了です。

後は、ショットを追加して配信する映像を選んだら【ストリーム】をクリックします。
YouTubeLiveの場合、ストリームが始まってもこの時点ではまだ番組が始まっておらず、視聴できない状態です。

Webブラウザの【ライブコントロールパネル】に戻ります。

プレビューボタンが最初は薄い水色なのが、しばらく待つと濃い水色になってクリックできるようになるのでクリックしてください。

event16

確認メッセージが出るのでOKをクリックして少し待ちます。(この時点でもまだ番組配信は始まらないので安心してクリックしてください。)
少し待つとプレビューボタンが【ストリーミングを開始】というボタンになり、濃い水色になったらクリックします。
そうすると「ライブストリーミングを開始してもよろしいですか?」という確認メッセージがでます。
ここでOKを押すと番組配信が始まります。
YouTubeLiveは結構遅延があるので配信視聴ページにすぐに反映されませんが、この時点で映っている映像から視聴者は見ることになります。
反映されていないからといって油断して見せてはならない姿を見られないように要注意!!です。
速やかに番組を始めましょうー。

event17

番組を開始すると【ライブストリーミングを開始】ボタンは【終了】ボタンになるので終了する時にはこれをクリックします。

このボタンを押すとライブイベントは終了となり、イベントは再開することができません。
再開したい時は再度イベントを立て直すことになります。
また、配信ソフトやPCにトラブルが起きた場合もライブコントロールパネルの【終了】ボタンを押していない限り、再開することができます。
ストリームが送信されていない場合は視聴者には黒い画面が表示されていますが、ソフトを再起動するなり、PCを再起動するなりして番組を再開することができます。

YouTubeLiveを始める時には参考にしてみてください。