中外製薬工業労働組合様 全国3ヵ所をつなぐ多元中継

中外製薬工業労働組合様 設立10周年の記念イベントで 東京・静岡・栃木の支部をつなぐ多元中継を行いました。

各支部で記念式典が行われた後、3支部を中継でつなぎ、ハイタッチリレー、人間間違い探し、クイズゲームなどのレクリエーションを開催。リレーのタイムを競い合ったり、栃木からクイズを出題して、東京と静岡の組合員さんがそれに答えるなど、支部間の物理的な距離を越え、盛り上がりました。

映像・音声のやりとりは zoomを使用。東京の中継部隊がヒューストンとなり、基本的なレイアウト変更や音声の切り替えを行います。 それぞれの拠点では 受けた映像をプロジェクターに投影。シーンによって、拠点ごとに異なるレイアウトも作りました。

カメラは各拠点に、引き映像として業務用カメラを1台置き、ハイタッチ競争など、大きな動きのあるシーンでは スマホカメラも活用しました。

マイクは、有線1・ワイヤレス1・アンビエンス2を使用。会場の広さに合わせてスピーカーは3台設置。司会者用のハンドマイク音声は会場にも流していますが、アンビエンスは中継のみに送っています。シンプルに見えてなかなか複雑な系統です。
中継スタッフ間の連絡にはLINEのグループ通話を使用しました。

各拠点で上記の系統を組み、zoomで映像・音声の中継を行った。

セキュリティの関係で建物の有線LANを使用できず、一時的に開放していただいたWiFiでの運用でしたが、速度的には十分。(念のため、複数のモバイルルータも持ち込みましたが、今回の現場では不要でした)

多元中継は双方向のやりとりとなるため、上り下り共に10Mbps以上の速度が好ましい。

今回のような掛け合いのある中継には、zoomやskypeなどの汎用プラットフォームが便利ですが、番組として成立させるには、やはりテレビ会議系ではかなり難しいのも現実。オペレーションや系統がよけいに複雑になることもあるため、それらを改善したシステムを開発予定です。

各拠点のオペレーション卓。

また、スムーズな進行のためには台本も大切です。
今回は中外製薬工業労働組合の運営者様に作成いただいた台本の元、映像レイアウトや進行確認を事前に行い、当日も運営スタッフ様のご協力により、スムーズにイベントを行うことができました。