スタジオ・クリーチャー 栗山和弥様

日本屈指のフォトレタッチャー栗山 和弥様のスタジオに潜入!

栗山和弥(有)クリーチャー代表/CGクリエイター・フォトレタッチャー

1969年生まれ。デザイナーとして活動後、1998年 レタッチスタジオ・クリーチャーを設立。 18 年のキャリアを持つ画像処理のプロフェッショナル。 デザイン性やストーリー性にあふれたハイクオリティな作品はどれもレタッチの領域をはるかに超える。 広告制作を中心に活躍。 誰もが一度は見たことのある作品を多く手がけ、業界大手からの支持をもっとも 熱く受ける日本屈指のレタッチャーである。
クリーチャー  http://www.creature.co.jp/

『レタッチスタジオCREATURE潜入レポ!』

栗山さんの事務所より、ネットライブ配信ツールUSTREAMを使用し、実際に操作していただきながらのインタビューを生放送させていただきました。(2010年12月8日)

スタジオ・クリーチャー 導入モデル

■JUNS Pro Photo Designオーダーメイド仕様  2台■

CPU Core i7(4コア8スレッド) 4GHz駆動
マザーボード X58チップセット
メモリ Core i7 用 DDR3 厳選品 4G x 6= 24Gbyte
GTX275 CUDA PhysX HDCP HDMI 対応
HDD 高速デュアルプロセッサ 1TB-SATA システム用
DVD±R/CD±R/ スーパーマルチドライブ
ケース ANTEC P183
Windows7Ultimate 64bit

■JUNS Pro Photo Design-6Coreオーダーメイド仕様 1台■

CPU Core i7(6コア12スレッド) 4.4GHz駆動
マザーボード X58チップセット
メモリ Core i7 用 DDR3 厳選品 4G x 6= 24Gbyte
GTX580 CUDA PhysX HDCP HDMI 対応
HDD 1TB-SATA システム用  2TB-SATA データ用
SSD 160GB*2(RAID0)ワーク用
DVD±R/CD±R/ スーパーマルチドライブ
ケース ANTEC P183
Windows7Ultimate 64bit


JUNSのPCを導入いただいた栗山和弥様に使用感についてインタビューをさせていただきました。(2009年)

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JUNS今日はインタビューに応じていただき、どうもありがとうございます。いきなりですが、JUNS Pro PHOTOはどうですか。

栗山さん今MACとJUNSを2台同時に使ってるんですよ。 まだ抵抗感は結構あります。Photoshopの中に入ってしまえばいいんだけどファイルの保存の仕方とか見つけ方とかネットワークの設定とか慣れないですね。 でもPhotoshopに関してはJUNSを使う割合が増えました。

JUNS実際にお使いいただいて、JUNSのいいところはどこだと思われますか。

栗山さんやっぱりスピードですね。 まずはファイルを開いたり保存したりが最速Macと比べても1.5倍は速い。 あとは作業中だと、書いたりぼかしたりのスピードは体感的にはあまりわからないけど、重たいデータの拡大縮小やスクロールの追随具合はかなり早いですね。 だから大きいデータだということを忘れさせてくれますね。

JUNS普段Photoshopを使っていて、いらつく場面はどんな時ですか。

栗山さん基本的にすべてですよね。ものを作るのってリズムが大事なので、「こうしよう」と思った時にすぐできるテンポがすごく必要なんだけど、 そこに機械が入るといったん中断されてしまうわけです。だからその機械が間に入る時間というのが短ければ短いほどいいよね。 あとは待つ時間がなくなると、いろんな事を試せるのがいいですね。1つの処理にすごく待たされると他のことを試す気力がなくなってしまうんだけど ポンポンと進んでくれると、違うことにもチャレンジできたりしますね。

JUNSMacとJUNSの使い分けはどういう風にしていますか?

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栗山さん:今Windowsが使い始めなので、操作がわからない処理の時にMacに戻るくらいです。 だからつまづかなければ、ずっとJUNSですよ。慣れればずっとJUNSでもいいくらいになっています。

JUNSクリーチャーさんは今何人くらいのレタッチの方がいらっしゃるんですか。

栗山さん今は7.8人ですね。 基本は大部屋で作業をしていて、お客さんとの打ち合わせや最後の詰めの時に僕の作業しているこの部屋を使っています。 Windowsだっていうと驚きますよ、Macやばいじゃん!って(笑)

JUNSデザインや印刷関係は、やはりMacが強いですからね。

栗山さんでも、イラストレータとかベクトル系のデータだと同じOSじゃないとややこしいけど、こういう画像データにしてしまえばフォーマットが 同じであればいいから、けっこう移行はしやすいと思う。

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・・・栗山さんが最近はじめたという趣味のクラシックギターなどを弾いてもらいながら、しばし歓談・・・

JUNSそういえば「レタッチャー」という言葉自体、一昔前にはありませんでしたよね。

栗山さんそうですね~

JUNSクリーチャーさんのお仕事を拝見していると、人の顔だけでも何十枚もレイヤーを重ねたりしていて、もうカメラマンなんて必要ないんじゃないか と思ってしまいます。。。

栗山さんいやいや、そんなことはないです(苦笑)やっぱりレタッチをかける前の元の素材というのはものすごく重要です。 僕たちの仕事はそこに+αするものなので。  本物の中にある嘘というか、本物をより本物らしくするといえばいいのかな 撮影の時にカメラマンが感じた情感というものを、僕らがレタッチという作業で、より再現していったり 僕らのやっていることは嘘なんだけど、カメラマンやデザイナーのインスピレーションやはじめに感じた思いを形にしていくといった面では、やっぱり本物に近づいていくのだと思います。

JUNSクリーチャーが得意とする分野は何でしょう?

栗山さんうーん、全ての分野に対して得意でありたいですね。この世界は全て光と影でできているので 影の中に光を出していく、と言った意味では、作るものが車だろうと女性の顔だろうと同じだと思っています。 あとはセンスとか時代の流れを組み入れながらも、ものをここに置いたらこういう影ができるとかいった基本的な知識を大事にしていますね。

JUNS今後PCに期待することは何でしょうか。

栗山さん道具として思う通りに使える道具が一番。だから、やっぱりスピードですかね。

JUNSということはJUNS Pro PHOTOはいい道具になっていますか?

栗山さんうん、なっていると思いますよ。今後も期待しています。

JUNS本日はありがとうございました!